クラウド事業者のVultrは、National Computeの創設メンバーとして計算能力を提供する。構想の中心となるGrid Exchangeは、異なるクラウドや拠点の資源を共通の管理層で結ぶ仕組みだ。研究者や企業が長期契約だけに頼らず、必要な時に計算資源を確保できるようにすることを目指す。
Vultrの説明では、NVIDIA、AMD、TPUなど異なる半導体の基盤を含め、2030年までに2GWの計算資源を束ねることが長期目標となる。2GWは将来の共有規模を示す目標値だ。現在利用できる計算資源の総量や、2GWの詳細な容量定義は今回の発表には示されていない。
限定公開と市場による割り当て
2026年10月13日に確認した公式サイトでは、公開対象の機関向けのプレビューを案内している。教育・軍・政府の機関のメールアドレスを使うアクセスと、対象外の利用者向けの待機登録を示した。容量の紹介も日付付きの計画推定としており、一般利用者が全容量を直ちに借りられる段階とは書かれていない。
Vultr参加
- 内容
- 共有基盤へ計算能力を提供
- 段階
- 参加を発表
機関向け
- 内容
- 対象機関のアカウントで利用
- 段階
- プレビュー
一般向け
- 内容
- 対象外の利用者は待機登録
- 段階
- 受付案内
共有規模
- 内容
- 2030年に2GW
- 段階
- 長期目標
参加と目標はVultr発表、利用段階は2026年10月13日確認の公式サイト。2GWの詳細な容量定義は今回の資料では確認できない。
公開された市場仕様では、利用者が必要なGPU数とGPU時間当たりの価格上限を設定する。短い間隔の競売で資源を割り当て、価格が上限を超えると回収される仕組みだ。一定期間の固定枠も別に用意する。Vultrは完了した仕事を重視する構想を説明しているが、料金のすべてが成果報酬という意味には読めない。
出典
- Vultr:National Computeへの創設メンバー参加2026-10-07公開。Vultrの参加、複数クラウド・半導体のGrid Exchange構想、2030年2GW目標、goodputの説明を確認。2026-10-13原文確認。
- National Compute公式サイト公開日記載なし。機関向けプレビュー、.edu・.mil・.govのアクセス案内、対象外の待機登録、容量情報が日付付き計画推定である点を確認。2026-10-13原文確認。
- National Compute:Burst capacityの市場仕様公開・改訂日記載なし。GPU時間当たりの上限価格、競売による割当と回収、固定期間のBase Load Capacityを確認。全料金を成果報酬とは表現しない。2026-10-13原文確認。
出典の確認日 2026.10.13