財務省が公開した会見録で、片山氏は10月15日のG20・G7財務相・中央銀行総裁会議について説明した。AIリスクへの対応に触れ、「G7等で今後机上演習をやることになりました」と述べた。演習をすでに実施したという発表ではない。
金融分野のサイバーリスクを議論
G7議長国フランスの財務省も、10月15日にバンコクで会合を開いたと発表している。同省によると、財務相と中央銀行総裁は、フロンティアAIモデルが金融分野のサイバーリスクに与える影響と、共同の備えを強める方法を議論した。
リスクを議論
フランス財務省が、バンコク会合で金融分野のAIサイバーリスクと共同の備えを議論したと発表。
演習予定を説明
片山財務相が、AIリスクへの対応としてG7などで今後机上演習を行う予定を会見で説明。
フランス財務省10月15日発表と日本財務省10月16日会見録に基づく。日付は会合・説明の日で、演習の実施日を示すものではない。
フランス側の発表はリスクと備えの議論を記載し、日本側の会見録は今後の机上演習に言及している。金融当局によるAIリスク対応の動きとして読めるが、具体的な攻撃シナリオや演習方法は両資料では説明されていない。
日程や参加機関は今後の確認事項
今回読んだ2つの公式資料では、演習の日程、参加機関、予算は確認できない。民間金融機関の参加や、新たな法的義務の導入が決まったとも記載されていない。
片山氏は「AIがもたらすリスク」への対応として演習を説明しており、対象を特定の攻撃手法に限定していない。今後の当局発表では、演習の対象、実施体制、検証結果の公表方法が確認点となる。
出典
- 財務省:片山財務相の2026年10月16日記者会見2026年10月16日。最初の質疑応答で、前日の会合とAIリスク対応の机上演習予定を説明。同日に本文全体を確認。
- フランス財務省:バンコクでのG7財務相・中央銀行総裁会合2026年10月15日。会合の開催、金融分野のフロンティアAIとサイバーリスク、共同の備えの議論。2026年10月16日に本文全体を確認。
出典の確認日 2026.10.16