NEWS & DOCUMENTARYAIと人間のこれから。
RAXUS AIAIのいまを確かめて届ける。
LATEST EDITION

米上院議員、AI Agentの侵入被害で開発・運用者の責任を問う法案

Josh Hawley、Chris Murphy両上院議員は10月1日、AI Agent Accountability Actを発表した。AIエージェントによる不正アクセスを巡り、開発者と運用者の民事・刑事責任を定める提案だ。成立した法律ではない。

運用者と開発者に異なる要件

議員の説明によると、運用者にはComputer Fraud and Abuse Actに基づく責任を適用する。AIエージェントを意図的に動かし、無謀な行為でコンピューターへの損害や損失を起こす場合も対象にする構想だ。

開発者については、侵入能力を知っていたか知る理由があったのに、合理的な防止策を設けなかった場合の責任を提案する。開発しただけで一律に犯罪になるという説明ではない。

差し止めの仕組みも提案

連邦司法長官と州司法長官が、不正アクセスの実行、共謀、未遂に関わる開発者や運用者を差し止めのために訴える権限も掲げる。

今回確認したのは提案者の発表だ。実際の適用要件や最終条文は法案本文と審議過程で確認する必要がある。現時点の法令がこの提案どおりに変わったとは扱わない。

出典

  1. Senators Hawley, Murphy Announce Bipartisan AI Agent Accountability Act2026-10-01。提案段階、CFAA責任、合理的防止策、差し止めの構想を確認。2026-10-06確認。

出典の確認日 2026.10.06

KEEP EXPLORING

あわせて読みたい記事と映像

AIと社会の記事一覧
  1. 米上院、データセンター費用負担法案の審議入り進まず 賛成57票

    米上院は2026年9月30日、大規模データセンター向けの設備増強費用を扱う「Ratepayer Protection Act」の審議入り動議について、討論を終結させる提案を否決した。賛成57票、反対43票で、必要な60票に届かなかった。法案は州などに費用負担基準の採否を検討させる内容で、採用は義務づけない。

    記事を読む
  2. 英国政府、AI Biosecurity Lab設立を発表 政府1億ポンドとOpenAI・Anthropic最大2億ポンド相当の支援

    英国内閣府は2026年10月24日、生物学的脅威の早期検知と医療対策の研究を担う独立非営利組織「AI Biosecurity Lab(AIBL)」の設立を発表しました。政府資金1億ポンドに、OpenAIとAnthropicによる最大2億ポンド相当の企業コミットメントを組み合わせて発足させます。ただし企業分の大半は現金ではなく、計算資源やモデルクレジット、審査付きモデルアクセスです。組織は発表された段階で、稼働日や拠点は公表されていません。

    記事を読む
  3. 英国政府、AIサイバー防衛に計1億3000万ポンド National Cyber Shieldに6000万ポンド、脆弱性把握のNERVセンターに7000万ポンド

    英国財務省(HM Treasury)は2026年10月24日、エージェント型AI(agentic AI)でサイバー防衛を強化するNational Cyber Shieldに6000万ポンド、国内の脆弱性をAIツールで把握するNERV(National Exposure and Real-Time Vulnerability)センターに7000万ポンドを割り当てると発表しました。2施策の合計は1億3000万ポンドです。Cyber Shieldには英国のAI・サイバーセキュリティ企業を支援する2500万ポンドのチャレンジ基金が含まれ、重要インフラなどへの導入に向けた規制サンドボックスの検討も進めます。発表は来週の予算案に先立つものです。

    記事を読む