NEWS & DOCUMENTARYAIと人間のこれから。
RAXUS AIAIのいまを確かめて届ける。
LATEST EDITION

マレーシア、AI統治法案を2027年初めに提出へ 被害の大きさに応じた規制を検討

The Sunの10月5日報道によると、マレーシアのGobind Singh Deoデジタル相はAI統治法案を2027年初めに下院へ提出する予定と説明した。議会答弁では、AIシステムがもたらし得る被害に応じて義務を定める方針を示した。

各業界の法律を補う横断的な枠組み

デジタル省は7月から法案の意見聴取を進めている。公式説明はAIの開発から利用までを対象に、安全性、人権、個人の福祉を考慮する枠組みを示す。既存の業界別の法律を補完する位置付けだ。

10月の答弁では、業種だけでリスクを分類せず、システム自体が生む潜在的な被害を評価すると説明した。自律性が高く人や重要なシステムに大きく影響するAIは、利用を広げる前に試験、監視、人による監督、事故への対応を強める方針だという。

提出予定の段階

同紙は、Malaysia AI Safety Instituteが安全性の基準、リスク評価、事故報告を担当するとの説明も伝えた。法案は提出前で、最終的な適用範囲や罰則、施行日はまだ今回の資料から確定できない。

出典

  1. AI Governance Bill to be tabled in Dewan Rakyat early 2027 — Gobind2026-10-05の議会報道本文。提出予定、潜在的被害を基準とする説明、監督と研究機関の役割を確認。 2026-10-07確認。
  2. AI統治法案の意見聴取に関するデジタル省発表2026-07-10の公式説明本文。意見聴取、横断的な枠組み、既存法との関係を確認。提出時期は10月の報道を根拠とする。 2026-10-07確認。

出典の確認日 2026.10.07

KEEP EXPLORING

あわせて読みたい記事と映像

AIと社会の記事一覧
  1. 英国政府、AI Biosecurity Lab設立を発表 政府1億ポンドとOpenAI・Anthropic最大2億ポンド相当の支援

    英国内閣府は2026年10月24日、生物学的脅威の早期検知と医療対策の研究を担う独立非営利組織「AI Biosecurity Lab(AIBL)」の設立を発表しました。政府資金1億ポンドに、OpenAIとAnthropicによる最大2億ポンド相当の企業コミットメントを組み合わせて発足させます。ただし企業分の大半は現金ではなく、計算資源やモデルクレジット、審査付きモデルアクセスです。組織は発表された段階で、稼働日や拠点は公表されていません。

    記事を読む
  2. 英国政府、AIサイバー防衛に計1億3000万ポンド National Cyber Shieldに6000万ポンド、脆弱性把握のNERVセンターに7000万ポンド

    英国財務省(HM Treasury)は2026年10月24日、エージェント型AI(agentic AI)でサイバー防衛を強化するNational Cyber Shieldに6000万ポンド、国内の脆弱性をAIツールで把握するNERV(National Exposure and Real-Time Vulnerability)センターに7000万ポンドを割り当てると発表しました。2施策の合計は1億3000万ポンドです。Cyber Shieldには英国のAI・サイバーセキュリティ企業を支援する2500万ポンドのチャレンジ基金が含まれ、重要インフラなどへの導入に向けた規制サンドボックスの検討も進めます。発表は来週の予算案に先立つものです。

    記事を読む
  3. 英国、Sovereign AI基金とR&D調達制度に計1億2000万ポンドを追加 直接投資の重点にフィジカル・産業AI

    英国財務省は2026年10月24日、英国AI企業への直接投資を行うSovereign AI Fundに6,000万ポンド、実証段階の技術を政府が購入するSovereign AIのR&D Procurement Schemeに別途6,000万ポンドを追加すると発表しました。基金の投資対象には、ロボティクス、自律システム、先進製造を含む「Physical and Industrial AI」を新たな重点領域として加えます。既存の基金規模は公式サイトで5億ポンドと示されています。

    記事を読む