対象期間は2026年7〜9月です。全社売上高は米ドル建てで前四半期比0.2%増、前年同期比2.4%増でした。為替変動の影響を除いた前四半期比の成長率は0.5%で、通貨の条件によって数値が異なります。営業利益率は24.0%でした。
AI売上と受注額の測り方
31億ドルは、AI売上を年間の規模に換算した指標です。2026年7〜9月の3カ月間に31億ドルを売り上げたという意味ではありません。TCSはAIを使った企業システムの変革などへの需要が強いとしています。
AI売上
- 金額
- 31億ドル
- 対象
- 年換算の規模
全社売上
- 金額
- 76億4,200万ドル
- 対象
- 2026年7〜9月の売上
受注総額
- 金額
- 96億ドル
- 対象
- 同四半期の契約総額
すべて米ドル。対象と期間が異なるため、3つの金額を単純に足したり比率を計算したりできません。
同四半期の受注総額は96億ドルでした。TCSは契約全体の価値を示すTCVとして開示しています。受注した契約の金額と、その四半期に会計上計上した売上は異なる指標です。
今回の発表ではAI売上の規模が示された一方、AI事業だけの利益率や詳細な集計方法は説明されていません。AIへの需要に関する会社の説明と全社の成長率は確認できますが、AIが既存事業の売上をどれだけ置き換えたかは、この決算からは分かりません。
出典
- TCS「International Growth and Strategic Wins Underpin TCS’ Q2」2026-10-08公開。対象期間、年換算AI売上31億ドルと10%超、全社売上・成長率、TCV、営業利益率を支える。決算本文とIFRS表を2026-10-13確認。
- TCS「IR FAQs」ページ公開日未表示。会計年度が4月〜3月であること、Q2 FY2027のIFRS売上7,642百万ドルを確認。2026-10-13原文確認。
出典の確認日 2026.10.13