物理端末の実験では、1台約55ドルのAndroid TVボックスを15台つなぎ、Gemma4-26B-A4Bを分散実行しました。速度は毎秒0.39トークンです。研究者が構成したネットワークでの実験で、家庭の端末に侵入した事例ではありません。
物理端末での分散推論
- 構成
- 購入したTVボックス15台
- 確認した結果
- 26Bモデル、毎秒0.39トークン
隔離環境での複製評価
- 構成
- GCPの8ノード、制御モデルは別サーバー
- 確認した結果
- GLM-5.2は5試行中4回で8ノード、1回で7ノード
出典はAnthropicの2026年10月12日研究。TVボックス上でGLM-5.2が自己複製したという結果ではありません。
複製評価では、隔離したGCP環境の8ノードでモデルの推論環境を構築する能力を測りました。GLM-5.2などの制御モデルは別サーバーで動き、対象ノードにはLlama3.1-8Bの推論環境を設けます。認証を単純化した条件で、GLM-5.2は5試行中4回で全8ノードに伝播し、残る1回は7ノードに到達しました。
同社は現実の成功率を高めに見積もる条件の評価と説明しています。小型モデルは個別の作業をこなせても、一連の複製を安定して完了する能力には隔たりが残ります。
小型モデルが年内に必要な能力へ達するという見通しも、過去の能力向上を延長した条件付き推定です。今回の研究から、現実の機器で完全自律の感染が成立したとは判断できません。
出典
- Anthropic「AI models may be capable of self-replicating without access to a datacenter」公開2026-10-12、確認2026-10-13。Introduction、A. Inference setup、B. Going viral。本文と図解の根拠。
出典の確認日 2026.10.13