市場条件を理由に資金調達方針を変更
MAASの開示によると、Firmus取締役会は最近の市場変動と市場環境を検討した結果、実行可能なIPO条件では事業の強さや長期の成長見通しを適切に反映できないと判断した。上場を進めることは同社と株主の利益にかなわないとしている。
Firmusは今後、非公開市場で資金を調達し、ほかの公開・非公開市場での選択肢も検討する方針だ。開示には次の調達額や完了時期、新たな上場先の決定は示されていない。
戦略的株式出資
- 日付
- 2026年8月7日
- 段階
- 20億米ドル分の出資約束を発表
ASX上場申請
- 日付
- 2026年10月9日
- 段階
- 申請を撤回、私募調達へ
8月の出資約束と、今回のIPO撤回は別の案件。未実行のIPO目標額は表に含めていない。
同社は8月7日、20億米ドルの戦略的株式出資について全額分の投資約束を得たと発表していた。NVIDIAとCoatueの追加参加に加え、Blackstoneが運用するファンドやJane Streetが参加した。資金の用途には豪州のAI設備展開とアジア太平洋地域への拡張準備を挙げていた。
今回のMAAS開示は、同社子会社JLE GroupがFirmus向けの電力設備製造や電気工事契約を引き続き履行していることも記した。既存の受注作業は2027年末までの完了を見込むとしている。上場撤回を、設備計画すべての中止と読み替える根拠はこの開示にはない。
出典
- MAAS Group Holdings — Update on Firmus(適時開示原文PDF)公開日2026-10-09。MAAS取締役会承認のASX提出文書のミラー。撤回、取締役会の理由、私募方針、既存契約継続を支える。2026-10-13にPDF原文確認。
- Firmus Announces Fully Subscribed USD$2 Billion Strategic Equity Investment公開日2026-08-07。20億米ドルの投資約束、参加投資家、設備展開への用途を支える。2026-10-13に本文確認。
出典の確認日 2026.10.13