指針は6月10日の草案に寄せられた意見を踏まえて改訂した。意見募集は7月22日まで行われ、FSBによると約160件の回答があった。
組織のガバナンス
- 指針数
- 4項目
- 主な対象
- 経営監督、役割と責任、リスク管理と記録、適応
開発・運用の管理
- 指針数
- 8項目
- 主な対象
- 用途評価、選定、データ、説明、性能、人間の監督、サイバー対策、外部依存
出典はFSB最終報告書の要旨と付録。4項目と8項目で計12。拘束力のある国際基準ではない。
組織全体のガバナンスでは、取締役会と経営陣による方針・監督、役割と責任、リスク管理への組み込みと記録、変化への適応を扱う。開発・運用の管理では、用途のリスク評価からデータ、性能、人間の監督、サイバー対策、外部依存までを対象とする。
最終版は自律型AIエージェントにも言及した。人間の監督と技術的な制御を組み合わせ、実行できる行為を制限し、リスクに応じて人間の承認を求める条件などを設ける例を示している。
外部AIへの依存では、データの扱いやモデルの変更について情報を得ることに加え、性能低下やバージョン更新などの責任を契約で明確にする考え方を示した。
FSBは各金融機関の事情に応じた活用を促す。報告書は拘束力のある国際基準ではなく、各国での一律な法的義務の開始を発表したものではない。
出典
- FSB「Sound Practices for Responsible Adoption of AI」最終報告書2026年10月15日公表。要旨1〜2ページ、人間の監督49〜54ページ、外部依存60〜64ページ、付録65ページ。10月15日確認。
- FSB「AI実務指針の最終化」発表2026年10月15日公表。12項目の構成と活用方針。10月15日確認。
- FSB「意見募集への回答の概要」2026年10月15日公表。草案公表日、募集終了日、約160件の回答。10月15日確認。
出典の確認日 2026.10.15