参加した投資家はPremji Investと、既存投資家のPeak XV Partners、GV、Y Combinatorです。BlacksmithはGitHub Actionsなどで実行するCIジョブを専用の計算基盤に移して実行するサービスで、共同創業者のアディティア・ジャヤプラカシュ(Aditya "JP" Jayaprakash)最高経営責任者が公式ブログで発表を執筆しました。同氏は発表の中で、Anthropicが1月に自社のCI量が6か月で25倍になったと報告したことに触れ、エージェントが書くコードが増えるほど、そのコードを信頼できるかを確かめる工程が課題になると説明しています。
500万件週間CIジョブ
Blacksmith上で週に実行されるCIジョブ数の水準。この時点からARRも17倍に拡大したと会社は説明する。
4,500万ドルシリーズB
Peak XV Partners主導のシリーズB。Y CombinatorとGVが参加し、評価額は5億5,000万ドルだった。
6,600万ドルシリーズC
Sequoia Capital主導。評価額10億ドル、累計調達1億2,500万ドル。週間CIジョブは9,000万件超、顧客は1万社超。
出典は会社公式ブログと会社発のPR Newswireリリース(それぞれ2026年10月21日付、シリーズBは2026年8月12日付)。ジョブ数は週間値で累計ではない。評価額は資金調達時の企業価値。
会社の公表値によると、Blacksmithを利用する開発者のCIジョブは平均で2倍速く、コストは60%低くなります。ただし平均値であり、すべての顧客への保証ではありません。個社の例として、LangChainのインフラエンジニア、ホアキン・ボルヒョ(Joaquin Borggio)氏は、CIランナーの運用負担を減らしながらランナー費用を約40%削減したと述べています。
インフラの規模も明らかになりました。同社は現在、米国と欧州のデータセンターで10MW弱の計算資源を管理しており、2027年に少なくとも5倍へ拡大する計画です。CIは顧客ごとに処理量の変動が大きい仕事で、1社の需要が数万CPU分に跳ね上がることも珍しくないと会社は説明します。調達資金はチームの拡大と計算基盤の増強に充てられます。
会社は2024年の創業で、共同創業者はジャヤプラカシュ氏のほか、アユッシュ・シャー(Aayush Shah)氏とアディティア・マル(Aditya Maru)氏。3人はウォータールー大学の学部時代からの知り合いで、シャー氏とマル氏はCockroach Labsの初期エンジニア、ジャヤプラカシュ氏はFaireのエンジニアでした。同社の説明は、AIによるコード生成が速くなった結果、ボトルネックが「コードを書く」ことから「コードを検証する」ことに移ったというものです。ただし週間ジョブ数やARRの伸びは自社公表の数値で、外部監査を経たものではありません。ARRの金額自体は非開示です。
出典
- Blacksmith公式ブログ「Building the CI cloud: our Series C」2026年10月21日付。共同創業者CEOによる発表。Sequoia主導と$1B評価、累計$125M、週間CIジョブ500万→9,000万超、ARR17倍、10MW弱と2027年に5倍の計画、顧客例。2026年10月23日に本文確認。
- PR Newswire「Blacksmith Raises Sequoia-Led Series C at $1 Billion Valuation to Scale Code Validation」2026年10月21日09:15 ET、Blacksmith発の公式リリース。調達額・評価額・累計額、2倍速い・60%低コストの平均値、LangChainの約40%削減コメント、2024年創業と創業者3人の経歴。2026年10月23日に本文確認。
- PR Newswire「Blacksmith Raises $45M Series B from Peak XV Partners」シリーズBの公式リリース。4,500万ドル、Peak XV Partners主導、YC・GV参加、評価額5億5,000万ドル。発表日は公式ブログの記事一覧で2026年8月12日を確認。2026年10月23日に本文確認。
出典の確認日 2026.10.23