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Meta、2026年の設備投資見通しを1,350億〜1,450億ドルに引き上げ 議決権なしClass C株を2027年1月に新設へ

Metaは2026年10月21日、第3四半期決算を発表しました。売上高は646億1,000万ドルで前年同期比26%増でしたが、若年層のメンタルヘルス関連訴訟和解に伴う98億9,000万ドルの費用を織り込み、営業利益は129億9,000万ドルに減少しました。2026年の設備投資見通しは1,350億〜1,450億ドルへ引き上げられ、あわせて議決権のないClass C普通株式の新設が承認され、2027年1月19日に発効する予定です。

第3四半期の売上高は646億1,000万ドルで、前年同期比26%増でした(報告ベース・定通貨ベースともに)。費用は516億1,000万ドルで68%増、営業利益は129億9,000万ドルで37%減、営業利益率は20%になりました。純利益は98億6,000万ドルで希薄化EPSは3.83ドルです。減益の主因は、52州の司法長官と2026年8月に合意した若年層のメンタルヘルス・ソーシャルメディア関連訴訟の和解で、最大約185億9,000万ドルの支払いに対応する98億9,000万ドルの費用を第3四半期に計上したことです。この費用を除けば、営業利益は228億8,000万ドル、EPSは7.40ドルになると会社は説明しています。

図解第3四半期の主要数値(2026年 vs 2025年)
  • 売上高百万ドル

    2026年Q3
    64,601
    2025年Q3
    51,242
    前年比
    +26%
  • 費用と経費百万ドル

    2026年Q3
    51,613
    2025年Q3
    30,707
    前年比
    +68%
  • 営業利益百万ドル

    2026年Q3
    12,988
    2025年Q3
    20,535
    前年比
    -37%
  • 設備投資(リース返済含む)十億ドル

    2026年Q3
    34.91
    2025年Q3
    ―
    前年比
    ―
  • フリーキャッシュフロー十億ドル・非GAAP

    2026年Q3
    -2.12
    2025年Q3
    ―
    前年比
    ―

出典はMeta Platformsの決算プレスリリース(SEC EDGAR提出の8-K添付EX-99.1、2026年10月21日付、2026年10月23日確認)。2026年Q3の設備投資とFCFのみ公表値で前年同期の同一定義値が確認できないため「―」。FCFはMeta定義の非GAAP指標。

AI関連の投資は規模を維持しています。第3四半期の設備投資はファイナンスリースの元本返済を含めて349億1,000万ドルで、営業キャッシュフロー327億9,000万ドルを上回り、フリーキャッシュフローはマイナス21億2,000万ドルになりました。2026年通期の設備投資見通しは1,350億〜1,450億ドルで、従来の1,300億〜1,450億ドルから下限が引き上げられました(範囲を狭めた形)。第4四半期の売上高予想は730億〜760億ドルで、通期費用見通しは訴訟費用を織り込んで1,750億〜1,790億ドルに引き上げられています。Reality Labsの損失は180億〜190億ドルに減少する見通しです。

図解Class C普通株式の新設の骨子

既存のClass A/B株1株につきClass C株1株

  • 議決権

    なし

    Class Cは上場される議決権なし普通株式。既存株主の議決権比率は変わらない。

  • 配当

    1対1の株式配当

    既存のClass A/B株1株につきClass C株1株の一時株式配当。定款変更の発効後に支払い、基準日と支払日は後日決定。

  • 用途

    資金調達など

    資金調達、従業員報酬、将来の買収候補、その他一般法人目的に使える新たな枠組み。

出典は同じく決算プレスリリース(EX-99.1)。発効は2027年1月19日予定。株式配当は新規の資金調達の実行を意味しない。支払い後のClass Aの市場価格は2対1の株式分割相当を反映すると会社は見込む。

取締役会の承認は、利害関係のない独立取締役による特別委員会の満場一致の推薦に基づきます。会社は、AI変革の中で競争し成長とインフラ拡張を続けるには大規模な投資が必要で、この新しい株式クラスが成長資金の手当てに役立つと説明しています。創業者のマーク・ザッカーバーグ最高経営責任者は決算発表で、「パーソナル・スーパーインテリジェンスを届けるための大きな節目」に、初のフロンティアモデルMuseとMuse Wonderの公開が含まれると述べました。

留意点として、株式配当は既存の株式を別のクラスに振り分けるもので、これ自体は新規の資金調達ではありません。調達額や実施時期は公表されておらず、将来に新株発行があれば経済的な持分の希薄化は別途生じ得ます。また、第3四半期の利益の変動には一時的な訴訟費用と税率の変化(前年同期87%→当四半期24%)が大きく効いているため、AI投資の回収状況と直結して読むべきではありません。フリーキャッシュフローはMeta定義の非GAAP指標です。

出典

  1. Meta Platforms「Meta Reports Third Quarter 2026 Results」決算プレスリリース(8-K添付EX-99.1、SEC EDGAR)2026年10月21日提出(accession 0001628280-26-066700)。売上高・費用・営業利益・純利益の数値、訴訟和解費用98.9億ドルと最大約185.9億ドルの和解枠、設備投資349.1億ドル、FCF-21.2億ドル、2026年設備投資見通し1,350億〜1,450億ドル(従来1,300億〜1,450億)、Q4予想730億〜760億ドル、Class C株式の条件・用途・発効日・株式配当。2026年10月23日に本文確認。

出典の確認日 2026.10.23

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