01 / OVERVIEW
Roblox制作を内製化、
MyDearestがmozeを完全子会社化
MyDearest株式会社は2026年10月16日付で、Robloxゲーム開発スタジオの株式会社mozeを完全子会社化した。取得した株式は全株式で、取得対価は非開示である。MyDearestは、mozeが持つRobloxゲームの企画・開発・ライブ運営の能力を自社に取り込み、企業IPを活用したコンテンツを企画から運営まで一貫して提供する体制を整える。買主はα世代に向けた海外展開の支援強化も目的に挙げている。(S1)(S2)
100%
2026.10.16
非開示
- FACT
- MyDearest株式会社は2026年10月16日付で、Robloxゲーム開発スタジオの株式会社mozeを完全子会社化した。取得した株式は全株式で、取得対価は非開示である。(S1)(S2)
- ANALYSIS
- MyDearestが持つVRゲームの開発・パブリッシング、IP運用、XRビジネス支援に、mozeのRobloxゲームの企画・開発・ライブ運営を組み合わせることで、企業IPを活用したコンテンツを企画から運営まで一貫して提供する体制を整える取引と読める。(S1)
- FACT
- 今回の株式取得と、将来予定されている吸収合併は別の段階にある。発表時点で吸収合併は実施されておらず、合併日も開示されていない。2026年1月のMoguraとの経営統合は今回のmoze取得とは別案件である。(S1)(S3)
2026年10月18日時点の公開情報。以降の章は、開示事実を土台にしたRAXUSの分析・仮説です。根拠資料を見る ↓
02 / TIMELINE
意思決定の流れを追う。
2026.01
MyDearestは2026年1月にMoguraとの経営統合を公表した。今回のmoze取得とは別案件である。(S3)
2026.10.16
MyDearestがmozeの全株式を取得し、完全子会社化した。取得対価は非開示である。(S1)(S2)
発表時点
吸収合併は実施されておらず、合併日も開示されていない。取得後の財務連結の扱いも今後の確認点になる。
03 / BACKGROUND
Robloxの企画・開発・運営を、
グループ内に置く
MyDearestはVRゲームの開発・パブリッシング、IP運用、XRビジネス支援を手がける。既存の事業領域にRobloxの企画・開発・運営を組み合わせることで、企業IPをゲーム体験へ転換する工程を社内に置ける。買主の説明からは、外部スタジオへの個別発注を増やすより、制作能力とIP運用を同じグループで管理する狙いが読み取れる。(S1)
Roblox案件では、ゲームを公開して終わらず、利用者の反応を踏まえて運営を続ける必要がある。mozeは2023年の設立以降、累計2,000万プレイを超えるタイトルを複数制作したと買主が説明している。企画、開発、ライブ運営、企業IP案件を一つの制作チームで扱ってきた点が、今回の取得対象として評価されたと整理できる。(S1)
04 / SCHEME / FUNDS
全株式を取得し、
吸収合併とは分けて読む
MyDearestは株式取得によりmozeの全株式を取得し、完全子会社化した。取得は2026年10月16日付で、株式取得対価、売主の内訳、アドバイザーは開示されていない。(S1)(S2)
今回の株式取得と、将来予定されている吸収合併は別の段階にある。発表時点で吸収合併は実施されておらず、合併日も開示されていない。取得対価は非開示のため、外部から金額や投資回収期間を推計できる材料はない。取得後の財務連結の扱いも、今後の確認点になる。
05 / COMPANIES
MyDearestのIP運用に、
mozeのRoblox制作を加える
MyDearestはVRゲームの開発・パブリッシングに加え、IP運用とXRビジネス支援を展開する。公式サイトの掲載情報では資本金は5,000万円で、売上規模は確認できない。2026年1月にはMoguraとの経営統合を公表しており、今回のmoze取得はその案件とは別に行われた。(S1)(S3)
mozeは2023年設立のRobloxゲーム開発スタジオである。買主の発表によれば、同社はRobloxゲームの企画・開発・ライブ運営に加え、企業IPを使った案件にも対応してきた。累計2,000万プレイ超のタイトルを複数制作した実績が示されている一方、売上高や市場シェア、取得対価は開示されていない。(S1)(S2)
両社を並べると、MyDearestが持つVR・IP運用の事業基盤に、mozeのRoblox制作と継続運営の能力を加える取引と読める。企業IPをRoblox上で展開する案件では、権利の扱いだけでなく、ゲームの更新や利用者との接点を継続する制作体制が必要になる。今回の完全子会社化は、その工程を一つのグループで引き受けるための組織再編と位置づけられる。
VRゲーム開発・パブリッシング、IP運用、XRビジネス支援 (S1)(S3)
- 今回の立場取得会社 (S1)(S2)
- 資本金5,000万円(公式サイト掲載時点) (S3)
- 売上高未開示 (S1)(S3)
- 市場シェア未開示 (S1)(S3)
- 売上規模・買収後の業績寄与は未開示。(S1)(S3)
Robloxゲームの企画・開発・ライブ運営、企業IP案件 (S1)(S2)
- 今回の立場全株式取得・完全子会社化 (S1)(S2)
- 設立2023年(設立年) (S1)
- 累計プレイ2,000万プレイ超(発表時点(2026年10月16日)) (S1)
- 売上高未開示 (S1)(S2)
- 市場シェア未開示 (S1)(S2)
- 取得対価未開示 (S1)(S2)
- 取得対価は非開示。金額や投資回収期間を推計しない。(S1)(S2)
06 / SUMMARY
企画から運営まで、
統合後の実体を確認する
MyDearestによるmozeの全株式取得は、Robloxの制作能力を内製化し、企業IPを活用した企画から運営までの一貫提供を目指す取引である。moze側の発表では、完全子会社化とあわせて代表者交代も公表されている。(S2) 吸収合併の日程と取得後の財務連結が明らかになったとき、今回の取得が組織と事業をどこまで一体化したのかを判断できる。


