01 / OVERVIEW
東京ガスとSHIFTが、
共同投資を組む。
150億円のファンドに、異業種の2社と運営会社が役割を分けて参加する。
2026.10.15
150億円
2026.12.01
2026年10月15日、東京ガスはSHIFTと、SHIFTの連結子会社SGCが組成する国内SIer・SES企業向け投資ファンドへの共同出資に基本合意した。ファンド総額は150億円で、東京ガスが優先LP、SHIFTが劣後LP、SGCがGPを担う。(S1)
ファンドの組成は2026年12月1日を予定し、個別企業への投資もこれから始まる。今回の150億円は、複数の投資先に配分するファンド総額である。(S1)
本件は、東京ガスの法人ソリューション領域とSHIFT・SGCの投資・PMI機能を、異業種の共同投資として組み合わせる設計と読める。焦点は出資金額の大きさより、優先出資と劣後出資を分けた資金負担にある。
- FACT
- 2026年10月15日、東京ガスはSHIFTと、SHIFTの連結子会社SGCが組成する国内SIer・SES企業向け投資ファンドへの共同出資に基本合意した。ファンド総額は150億円で、東京ガスが優先LP、SHIFTが劣後LP、SGCがGPを担う。(S1)
- ANALYSIS
- 本件は、東京ガスの法人ソリューション領域とSHIFT・SGCの投資・PMI機能を、異業種の共同投資として組み合わせる設計だ。焦点は出資金額の大きさより、優先出資と劣後出資を分けた資金負担にある。
- HYPOTHESIS
- 優先出資と劣後出資の組み合わせが機能すれば、東京ガスは資金面での関与を明確にし、SHIFTとSGCは投資先の選定や成長支援に注力しやすくなる。契約条件と実績が開示されるまで検証できない。
2026年10月15日時点の公開情報。以降の章は、開示事実を土台にしたRAXUSの分析・仮説です。根拠資料を見る ↓
02 / TIMELINE
意思決定の流れを追う。
2026.10.15
SGCが組成する国内SIer・SES企業向け投資ファンドへの共同出資を発表。個別企業への投資はこれから始まる。(S1)
2026.12.01(予定)
新設予定ファンドの名称は「SGC-TG1号投資事業有限責任組合」。ファンド期間は7年、投資期間は3年。(S1)
03 / BACKGROUND
異業種の強みを、
役割で分担する。
東京ガスの顧客接点と、SHIFT・SGCの投資・PMI機能を同じファンドに組み込む。
東京ガスはエネルギー事業に加え、法人ソリューションや製造業DXを進める。SHIFTはソフトウェア品質・開発支援を手がけ、事業会社のM&AとPMIを継続している。SGCはSHIFT傘下で投資支援を担う。(S1)
公式発表は、投資先への成長支援、法人DX、製造業の課題解決、投資機会の創出を目的として挙げている。(S1)
これらを同じファンドで実現するには、東京ガスの顧客接点、SGCの案件選定、SHIFTのPMIを役割別に動かす必要がある。今回の出資区分は、その役割分担を資金構造にも反映したものと読める。
04 / SCHEME / FUNDING
優先と劣後を、
同じファンドに置く。
公表資料から確認できるのは、出資者の役割と資金拠出の構成までである。
- 東京ガス66.7%、SHIFT+SGC合計33.3%(資金拠出構成・議決権比率ではない)(S1)
- 投資対象は国内のSIer、SES、ソフトウェア事業会社(S1)
- 優先・劣後の具体的な分配条件、費用、助言者は未開示(S1)
新設予定ファンドの名称は「SGC-TG1号投資事業有限責任組合」である。SGCがGP、東京ガスが優先LP、SHIFTが劣後LPとして参加する。(S1)
出資予定額の構成は東京ガス66.7%、SHIFTとSGCの合計33.3%である。この比率は資金拠出の構成であり、ファンドの持分比率や議決権比率を示さない。(S1)
ファンド総額は150億円で、投資対象は国内のSIer、SES、ソフトウェア事業会社である。契約条件、費用、助言者、優先・劣後の具体的な分配条件は開示されていない。(S1)
公表資料から確認できるのは、出資者の役割と資金拠出の構成までである。優先出資がどの収益分配や損失負担を意味するかは、契約条件の開示後に評価する必要がある。
仮説として、優先出資と劣後出資の組み合わせが機能すれば、東京ガスは資金面での関与を明確にし、SHIFTとSGCは投資先の選定や成長支援に注力しやすくなる。
05 / COMPANIES
両社の状況を、
役割で見る両社の違い。
東京ガス、SHIFT、SGCが担う役割の違いを比較する。
エネルギー / 法人ソリューション / 製造業DX
- 本件での役割優先LP (S1)
- 資金拠出構成66.7% (S1)
- 今回の150億円はファンド総額であり、東京ガスの企業規模を示す数値ではない。(S1)
ソフトウェア品質・開発支援 / 投資・ファンド運営
- SHIFTの役割劣後LP (S1)
- SGCの役割GP (S1)
- 資金拠出構成合計33.3% (S1)
- 33.3%はSHIFTとSGCの資金拠出構成であり、持分比率や議決権比率ではない。(S1)
東京ガスはエネルギー、法人ソリューション、IGNITURE、製造業DXを事業領域とする。今回のファンドでは、優先LPとして資金を拠出する。(S1)
SHIFTはソフトウェア品質・開発支援と事業会社M&A・PMIを手がける。SHIFTは劣後LPとして出資し、連結子会社のSGCがGPとしてファンドを運用する。(S1)
今回の開示で確認できる150億円はファンド総額であり、東京ガスやSHIFTの企業規模、ファンドの市場シェアを示す数値ではない。投資先のポートフォリオも組成前のため確定していない。(S1)
東京ガスは顧客接点、SHIFTは投資・PMI、SGCはファンド運営を担う役割分担で比較する。
06 / LESSON
資金構造の意味は、
組成後の実績で検証する。
基本合意の評価は、ファンド組成と投資先の開示を待つ必要がある。
ファンドの組成予定日は2026年12月1日で、ファンド期間は7年、投資期間は3年である。(S1)
本件は複数の国内SIer・SES企業を対象に、投資と成長支援を続けるファンド取引である。投資先を段階的に選ぶ時間設計も特徴になると読める。
優先出資と劣後出資の区分が実際の案件選定やPMIで機能するかは、ファンド組成後に開示される投資先と支援実績で判断できる。


